小樽に行きました。天気は曇り空でしたが、日中の運河を数枚撮影。
2年ぶりに堺町も探訪しましたが、がっかり名所となっていました。
観光客ウケする店ばかりが並んでいました。
海産物を売る店、キャラクターグッズを売る店、飲食店・・・
どれも清潔感がなく、ただただ量産しているだけの雰囲気でした。
外国人観光客にはそれがウケるのでしょうが、小樽の情緒が微塵も感じられない空間でした。
小樽の風情があるのは運河沿いのみ。あとは、日本全国どこでも買えるようなものばかり並んでいました。
小樽運河
運河クルーザーは秋も実施しています
次はどこに行くのかな?
橋の下で毛づくろいする鳥。
運河の向かい側にあります。出抜小路の天守閣
出抜小路にて。美味しそうなパフェですが、店は閉まっていました。
パフェ屋のすぐそばは海鮮丼や。その奥はジンギスカンとラーメン屋があります。
悲しげな表情で天守閣を見つめる子どもの像。彼の名はうだつ小僧。
天守閣から堺町方面に歩くと、ガラス館がありました。雰囲気がある建物です。
小樽浪漫館。歴史的建造物です。昔は、百十三銀行でした。
不老館。シルク昆布と「お父さん預ります」が、1軒ごとに登場します。
小樽の歴史が写真で紹介されています。
昆布とありますが、中はお土産屋。キャラクターグッズがたくさん並んでいました
ガラスショップ。仰々しい建物です。
店内。これ見た途端店から出ました。
唐揚げのお店。
ハンカチや傘など、日本っぽい物を販売する土産屋
いか太郎。海産物を販売する店。大繁盛しています。
北菓楼。ここでしか買えないリンゴのケーキがあります。ケーキはなまら美味しかったよ。
グラスとお酒のお店。北海道のワイン、日本酒、焼酎がずらり並んでいました
一番良かったのは夕暮れ時の海の風景だった。
小樽が誇る物は量産品ではない。運河の情緒と海がある風景だ。
小樽万博の気概はどこいった!?
昭和33年(1958年)、札幌に負けるかと、短期間だが小樽万博が開催された。
万博で使われた遊園地や見世物はもう残っていない。
札幌にはない、小樽運河を築き上げたのなら、なぜそれを誇るような観光地にしないのか。
小樽運河は、小樽市民が埋立反対運動によって残された。
観光客受けするものを次々に量産すれば、観光客にとってはいいのかもしれない。
だが、それでは、町が伝えたいもの、町が誇るものがなくなってしまう。
量産品を並べるだけでは、結局札幌に負ける。
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