わたしが就活した5年前に読んだ本です。今でも役に立つ本です。
「こう言えば採用される」というノウハウを記載した本ではありません。
採用側がどのように考えているかが書かれています。
面接がどのようなものであるかを、クイズ形式で説明しているので、読みやすいです。
本書の内容は以下。
「面接は、商取引である」
- 「やりたいこと」よりも「できること」を伝える
- 自分が良いと思っていることを伝えて断られるのなら、そんな職場はこちらから願い下げ
- 仕事の進め方が会社とマッチしているか(スピード重視か、慎重に進めるか)
- すごい人より、そばに居て欲しい人
- ベンチャー企業や歴史の浅い会社は、就労規則の有無を聞け
- 女性にとって働きやすい会社はこのように見極める。スーパーウーマンが1人いる会社よりも、多くの女性係長がいる会社の方が、女性にとって働きやすい
- 社員を「子」という人がいう会社はNG。20歳以上の人を子と呼ぶ時点で人を見下している。
分厚い面接マニュアルを読むよりも、ずっと実践的でした。
民間企業以外の職場(大学など)に応募する際にも使えます。
これまで5つの職場で働いてきましたが、まともな職場は面接がまともです。
やりたいことは一切聞かれず、「経験している実験手法は?」「この装置の使い方を説明してください」を問われました。「やりたいことは?」「志望動機は?」という質問は一切なし。
採用側も「面接は商取引」という心構えを持つべし
まれに、面接が世間話の場になっている職場があります。
この手の職場は要注意。というのも、「面接と印象が違う」と言われる可能性大だからです。
一体、面接で何を見ていたの?もっと聞くことあるでしょ?と、応募者にツッコまれますよ。
「なぜコンタクトレンズにしないのか」って訊くなら、「ルーチンワーク向きか、バラエティに富んだ仕事に向くか」「集団向きか個人向きか」とか、業務に関係あることを訊けっての。
マルチタスクが苦手ならルーチンワークの多い部署に配属させるとか、できるでしょ。
「あ、この人うちの会社に合わないかも」ってなったら、不採用にする方がお互い幸せです。
採用する側の人間も、一度読んで損しない内容です。
・道景マガジンを無料で送付します。申し込みフォーム
・プロフィール写真撮影を承っております。詳細はこちら。