主催者がキャンセルする場合にすべきこと

参加者に詫びる。
メールでも良いのでお詫びの言葉を伝える。
これの有無で、主催者はもちろん、組織、団体、コミュニティに対する印象が変わる。

2011年12月。
就職活動中に、面接する職場から面接中止の連絡があった。
「先生(主催)が病気で欠勤しているので、面接を10日延期してほしい」
電話は事務職員からだった。

その日の午後、リクルーターからもメールがあった。
「今日は先生が病気で、面接が延期になってごめんね。
ご迷惑をおかけしました。
12日の面接、頑張ってください」

おいおい。
なにタメ口きいてるの?
そこは、「申し訳ありませんでした」でしょう。
リクルーターは会社の看板でもあるんだよ。

結局、そこの面接は辞退した。
自分で見つけた職場に採用が決まった。
「面接を延期してくれてありがとう」という思いの一方、この件を10年近く恨んでいた。

理由は、主催者(先生)の謝罪がなかったこと。
これだけで、先生にも研究室にも、マイナス印象しか持てなかった。

事務職員とリクルーターからは謝罪があったが、主催者である先生からは一切謝罪なし。

謝罪のメールは指導教員宛に届いた。
そこにも謝罪の言葉は一つもなかった。
「残念です。その学生を責めないでください。
私が病気なんかせず、すぐに会ってあげれば・・・(この先の内容不明)」

謝れないんだね。
あのさ、これ謝罪じゃないよ。
あんたの感想だよ。

10日も待ってもらえると思ってるのは、自分に胡坐をかいている。
あなたもリクルーターも、10日待ってでも面接を受けるメリットを提示できなかった。
何より、謝れないあなたが「ウチの研究室にはメリットも誠意もありません」と露呈している。

だって、主催が謝れないんだから。
あんたのせいで延期になったんだから。

私は面接辞退のメールを送ったのを末尾につけて来た。
本音では「逃げやがって」なんだろう。

そりゃ逃げるよ。
自分の非も認められない上司の下では働きたくない。
不誠実さも露呈してしまっている。

わたしの連絡先も知っているくせに、わたしにはメールを送らないのですね。
せめて、指導教員と連名でもいいので、お詫びのメールが欲しかった。
それがあれば、少しは印象が違ったかも。

人間、誰しもキャンセルすることはある。
参加者の立場はもちろん、主催者の立場でも。
どちらの立場にしても、黙ってキャンセルや中止ではなく、相手に誠意を見せる。
それが自分を守ることにも繋がります。

黙ってフェードアウトのキャンセルを繰り返すと、あなたの信用はガタ落ちですよ。

この職場とは接点がないままでよかった道景写真家
夏澄

ツイッター