映画「ボヘミアン・ラプソディ」レビュー

Queenのドキュメント映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観ました。
観て良かったです。
クライマックスのLIVE AIDのシーンは圧巻でした。

DVDを待ってもいいけど、映画館で観るべき。
Queenが好きな人はもちろん、そうでない人にも、是非観てほしい映画です。

鑑賞日のチケット購入はお早めに。
わたしは3/3(日)に観たのですが、当日チケットは完売でした。
前日に買っておいて良かった。
余裕ありとあっても、気づかぬうちに完売しているので、気になっているなら即購入して映画館に行くことをオススメします。

印象に残ったシーンは以下。
※物語の流れは無視しています。時系列がズレているのはご容赦ください。

1) 「クイーンを捨てた男と呼ばれろ」

アルバム製作後に、シングルカットする楽曲を決めるシーン。
「You’re My Best Friend」をシングルカットすると主張するレコード会社の人(マイアミ)と、「ボヘミアン・ラプソディ」をシングルカットすると主張するフレディたち。
マイアミ曰く「6分ある曲をラジオで流せない」「この曲は一般の人には受けない」とのこと。
ゆえに、「You’re My Best Friend」をシングルカットするのが王道と主張。

どうしても譲れないフレディ達。
レコード会社を変わると言う。
シングルカットの権限を握っているのはマイアミだが、法廷闘争ではクイーンが有利になると伝える関係者。
レコード会社や業界ではマイアミの知名度はあるが、世間ではクイーンの知名度の方が圧倒的。

マイアミを切り捨て部屋を出る4人。
外から石を投げて窓ガラスを割る。
「修理代は印税から出せ!」と吐き捨てて、その場を去る。

その後、フレディはラジオに出演し、ボヘミアン・ラプソディを流す。
当初は、「歌詞の意味がわからない」「冗長だ」など、世間の評判は芳しくなかった。

だが、1976年のツアーは大盛り上がり。
大衆はボヘミアン・ラプソディを求めていた。

2) フレディがソロ活動を始め、再び4人に戻るシーン

一度は断ったが、フレディはソロ活動することをメンバーに伝える。
曲の名義は誰にするか、印税の取り分はどうするかを議論するのに嫌気がさしたこと、自由な時間が欲しいと言うのが理由。
しかも、契約金はクイーンとして活動している時とは比較にならない金額。

「400万で家族を買えばいい」と告げるメンバー。

フレディは一人、ドイツ・ミュンヘンへ。
しかし、仕事に身が入らず、パーティを開いて酒を飲むだけ。
そんな折、アフリカの飢饉を支援するための音楽イベント「LIVE AID」に、クイーンに出場のオファーが来ていた。
しかし、フレディにソロ活動を勧めたマネージャー・ポールは、このことを知っていながら、フレディに伝えずにいた。

ある雨の日の夜、メアリー(元婚約者)が訪ねて来た。
そばにいてと懇願するフレディ。
だが、メアリーは妊娠していた。

そこにポールと取り巻きが現れる。
メアリーはタクシーに乗り込み、フレディに告げる。

「ここに居てはいけない。
私もクイーンのメンバーも、フレディを気にかけている。
でも、ポールは気にかけていない。」

ライブエイドの件も、その時初めて知るフレディ。

雨の中、フレディはポールに問う。
「なぜライブエイドの件を黙っていた」と。
そして、「俺の人生から消えろ」と吐き捨て、ミュンヘンを離れる。

イギリスに戻り、メンバーに謝罪するフレディ。
「母船に戻りたい」と伝える。

3人が出した条件は2つ。
どの曲もクイーン名義にする、印税の取り分は4人均等にする。

ライブエイドに出場するかどうか悩む4人。
フレディがソロ活動していた間、全く演奏していなかった。
フレディはメンバーを説得し、ライブエイドへの出場を決める。
「もし、ライブエイドに出なければ、俺たちはツアーの翌日後悔する。なぜ出場しなかった、と」

3) ボヘミアン・ラプソディを制作した農村の風景

本映画のストーリーと全く関係ないのだが、農村風景が印象に残った。
古いレンガの建物、どこまでも広がる草原、夕暮れ時の空のグラデーション。
イギリスの農村部の描き方が美しかった。

4) フレディと親子の関係が変わるシーン

物語前半、フレディは婚約者のメアリーと、クイーンのメンバーを連れて実家に行く。
昔話をして盛り上がる中、突然ピアノを弾く。
そして、「フレディ・マーキュリー」と名乗る。

戸籍もパスポートも、ファミリーネームを変えたと伝える。
ファミリーネームを変えたことに戸惑うフレディの父。

ライブエイド当日の朝。
フレディは友人のジム・ハットン(後述)を連れて、実家を尋ねる。
当初、フレディを認めなかった父も、フレディを認めた。

5) フレディの孤独を描いたシーン

クイーンの人気が上昇するに連れ、孤独を募らせるフレディ。
婚約者のメアリーとも別れる。

メアリーの自宅の隣に引っ越したフレディ。
猫のために、広い部屋を準備したと、メンバーに語る。

寂しさを紛らわせるために、頻繁にパーティを開いた。
メンバーも参加するが、早々に切り上げて帰宅する。

残ったのは取り巻きたち。
大勢の人に囲まれているのにますます孤独を感じるフレディ。
そんな折、ハウスキーパーのジム・ハットンを好きになる。

パーティの後の、寂しさと虚しさを感じた表情が切なくなる。

6) 記者会見のシーン

見ていてぞわっとした。

アルバムについての質問はなく、フレディの私生活のことばかり訊く報道陣。
クソ質問は日本のマスコミと変わらないのだろうか。
映画は1980年代前半なので、今のイギリスの報道は異なるのかもしれない。
それでも見ていて不愉快極まりなかった。

7) ライブエイドのシーン

観客も一体となり盛り上がる。
ライブ会場にいる人も、小さな飲食店でライブを見ている人も、一緒に手を叩くシーンがある。
聴衆がクイーンの復活を待っていた。
ステージ上のクイーンも、聴衆も、皆が一体となって歌うのがよかった。

終始、作品の世界に引き込まれます。
テンポよく物語が展開するので、見ていて気持ちが良いです。

パソコンやスマホで音楽を聴いてもいいけど、映画で(映画館で)聴くと迫力が違います。
少しでも興味があるなら、絶対に観るべき映画です。

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