映画「SING」レビュー

2017年に公開された映画「SING」を鑑賞。
様々な事情を抱えた動物たちがステージで歌を披露することで、人生を変えるきっかけを掴む物語。

終始明るい映画なので楽しめます。
有名な洋楽も流れるので音楽好きな人、動物好きな人にオススメです。
説教臭さもないので楽しんで鑑賞できますよ。

ストーリー

幼少期に舞台に魅せられ劇場支配人になったコアラのバスター・ムーン。
現在は、劇場運営の資金繰りに喘ぐ日々を送る。

ムーンは歌のコンテストを開催して、劇場の回復を図ることを思いつく。
コンテスト優勝者の賞金は1万ドル。
ところが、トカゲの秘書・ミス・クローリーのミスで、賞金1万ドルが10万ドルと印刷されてしまう。

賞金目当てでたくさんの動物がオーディションを受ける。
ボーイフレンドとバンドを組んでいるヤマアラシの少女・アッシュ。
音楽院出身の生意気なネズミのマイク。
歌手になりたい夢を持つゴリラのジョニー。
人前で歌いたい願いを持つゾウの少女のミーナ。
豚の主婦・ロジータ。
豚のダンサー・グンター。

ミーナは極度の恥ずかしがり屋。
それゆえオーディションではまともに歌えず、オーディションは不合格。

翌日、ミーナはムーンに、舞台に参加したい旨を伝える。
ムーンはあっさり承諾し、関われることになった。
但し、舞台演出などの裏方として。

ミーナ以外の合格者は翌日から舞台のレッスン
歌、踊り、ピアノの練習が始まった。

全てムーンの独断で決めるので、戸惑うメンバー。
家庭があったり、仕事があるため、レッスンとの両立で悩む。

25人(匹)の子供を育てている主婦のロジータ。
起床、食事、洗濯などの家事に追われて、ダンスの振り付けを覚えるのもままならない。
会社勤めの夫の協力も得られないでいた。
家事のルーチンを自動化し、ダンスレッスンの時間を作る。
しかし、ふとしたはずみでルーチンの歯車が狂い、自宅はめちゃくちゃになってしまう。

ジョニーは、父親とともに窃盗を働いていた。
港に大金が運ばれるので、盗みを企てる父親。
ジョニーは仲間の運転を担うことになる。
強盗当日、ジョニーはレッスンが長引いたせいで、強盗当日の待ち合わせに遅刻。
父親と仲間は警察に捕まる。
父親と面会するが、「おまえは息子ではない」と言い放たれ面会拒否。
保釈金確保のためにムーンの事務所に侵入して賞金を盗もうとする。
ムーンの机に目をやると、自身のオーディションの応募用紙を見つける。
そこには「生まれながらの歌手」と記されていた。
それを目にし、賞金の窃盗を思いとどまる。

バンドのパートナー・ランスとの衝突が絶えないアッシュ。
レッスンの時間が長くなり、ランスとの音楽活動が停滞。
ランスは別のヤマアラシに浮気する。
浮気現場を目撃したアッシュはショックを受け、レッスンにも身が入らない。

ムーンは資金調達に奔走するが、銀行の融資を受けられない。
古い付き合いの友人・エディに、お祖母さんの協力を得られないかと依頼する。
エディの祖母は、一斉を風靡した歌姫・ナナ・ヌードルマン。

マイクは賞金10万ドルを手に入れるのは自分だと信じて疑わない。
ギャンブルで有り金を使い果たした挙句、カジノの支配人を挑発し、目をつけられる。

あの手この手で舞台を作り上げるムーン。
ナナとエディに見せる日がきた。

マイクを追って劇場にやってきたカジノ支配人。
ガラスの舞台に立ち、賞金10万ドルをよこせとムーンに詰め寄る。

賞金10万ドルが入っている箱を開けるが、中身は空。
賞金がないことが全員に知れ渡る。

追い討ちをかけるように、ステージが壊れる。
水圧でムーンたちは流されてしまう。
命は助かったが、劇場は跡形もなく流され、瓦礫の山と化した。

ジョニーの家に引きこもるムーン。
彼を心配して集まるメンバー。
ムーンは洗車場を開き、劇場再開の資金を得ようとする。
友人のエディとナナも手伝う。

ミーナは瓦礫だらけのムーン劇場で歌う。
その声を聴いたムーンは、舞台再建を決意。
メンバーが集まって野外舞台を再建する。

屋外舞台でショーが始まる。
最初は演者の家族しかいないが、歌声や音楽を聴き人が集まる。

ジョニーの演奏を刑務所で見る父親。
刑務所を脱走してジョニーがいる舞台へ向かう。
舞台裏で、「俺の誇りだ」とジョニーに告げる。

アッシュはランスとの失恋から立ち直り、ソロ活動の決意を現した曲を披露。
自宅のテレビでアッシュのパフォーマンスを見るランスと浮気相手。
浮気相手は「大したことない」と吐き捨ててテレビを消すが、ランスは再びテレビをつけてアッシュの演奏を視聴。

ステージのトリを務めるのはミーナ。
最後まで緊張しているが、ムーンに「SING(歌って)」と背中を押され、ステージに立つ。

ミーナの歌声に魅了される観客たち。
パワフルな歌声で、ステージを吹き飛ばす。

ショーは大盛況。
ムーン劇場はナナが土地を買い取ることで、リニューアルした。

印象に残ったのはミーナとジョニー。
ジョニーが犯罪に手を染めなくて良かった。

引き込まれたのは、ミーナが歌声を披露するシーン。
彼女は第二の主人公かもしれない。

ミーナたちが、舞台に立つことで夢を叶えることができた。
個人の見解だが、「一歩を踏み出すことが変わるきっかけになる」というのが、映画のテー
マなのではないかと思う。
映画を通して伝えたい内容がもう少し明確だとよいと思った。

2020年12月に続編が公開される。
日本で公開されるのは、2021年冬とのこと。
次回作も明るく楽しい作品であれば良いです。

Queenの曲が流れると劇場再建シーンがよみがえる道景写真家
夏澄

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