行き詰まった人にかける言葉は2つだけでいい

「何がわからない?」
「どこまでわかった?」

これだけでいい。

数年前、ホンマでっかTVを見て知ったことです。
生物学評論家の池田清彦さんと、心理学評論家の植木理恵さんが述べていました。
仕事で行き詰まっている人や、宿題がわからない子供にかける言葉は、この2つでよい、と。

「何がわからない」で、不明点を聞き出す。
「どこまでわかった?」で、相手の理解度や状況を把握する。
それらを踏まえて、次にやることの指示やアドバイスをするという内容。

わたしは自分一人で作業するとき(仕事、プライベート問わず)も、行き詰まったらこれら2つの言葉を自問自答しています。
紙に書き出して、次に行う作業を確認しています。
余計なことを考えて結局何するのかわからない、ということが減りました。

余計な言葉ばかりかけて、当事者を置き去りにしていませんか?
「相手の力になりたい」と思う気持ちは悪いことではありません。
だが、何もかもをあなたが解決しては、相手のためにはなりません。
あくまで解決するのは相手です。
あなたは聞き役に徹するだけでいいのです。

子供の宿題もそう。
「なんでわかんないのっ!?」と激昂する親御さんの話も聞くし、姿も見ます。

その度にがっかりします。
ああ、その子の好きになるかもしれないきっかけを、あなたが摘み取りましたね、と。

摘み取るなんてものじゃない。
二度と興味が芽生えることのない、不毛な大地にしてしまいましたね、と。

親子といっても他人。
生きてきた年数や経験が異なる。
あなたにとってはすぐに理解できることでも、お子さんが理解できないことはたくさんあります。
その逆もね。

「なんでわかんないのっ!」とブチキレる、手を挙げる前に、「何がわからない?」「どこまでわかった?」と聞いてみてください。
小言を言いたくなる気持ちもわかりますが、ぐっとこらえてください。

「何をいっても解決の兆しが見えない」「相手が動かない」と嘆くのなら、冒頭の2つの言葉をかけてみてください。
余計な言葉で相手を混乱させては、本末転倒ですよ。

言葉が多いと混乱しがちな道景写真家
夏澄

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