北海道には、似たような地名がたくさんあります。
一文字違うだけで、まったく違う場所を指すのです。
札幌と野幌
それぞれ、「さっぽろ」「のっぽろ」と読みます。
札幌は都会、野幌は田舎。
ちなみに、札幌~野幌は駅7つ離れています。
野幌が話題になったのは、回転寿しスシローが開店したときです。
名寄と足寄
それぞれ、「なよろ」「あしょろ」と読みます。
名寄は旭川に近く、足寄は道東です。
ピヤシリジャンプ場があるのは、名寄。
江別と江丹別
それぞれ「えべつ」「えたんべつ」と読みます。
江別は札幌の隣町。俳優の大泉洋さんの出身地です。
江丹別は旭川の近く。
丹の字の有無だけで場所さえも変わるのです。
根室と芽室
それぞれ「ねむろ」「めむろ」と読みます。
根室は最東端。
芽室は帯広寄りの場所です。
天塩と天売
それぞれ「てしお」「てうり」と読みます。
天塩は道北。
天売は島です。(天売島です)
美唄と美瑛
それぞれ「びばい」「びえい」と読みます。
美唄は岩見沢寄りの街(岩見沢~旭川間)で、焼き鳥が有名。
美瑛は絶景が広がる道央の街。
宮の森と宮の沢
それぞれ「みやのもり」「みやのさわ」と読みます。
どちらも札幌市内の街です。
宮の森は高級住宅街、宮の沢は白い恋人パークがあります。
由仁と仁木
それぞれ「ゆに」「にき」と読みます。
由仁は温泉の街。
仁木はフルーツの街です。
留辺蘂と瑠辺蘂
どちらも「るべしべ」と読みます。
留辺蘂は北見方面の場所。
瑠辺蘂は美瑛町にある地名です。へき地保育所がありました。
標津と士別
どちらも「しべつ」と読みます。
標津は道東の街です。
士別は旭川よりも北寄りの街です。「サムライしべつ」とも呼ばれています。
増毛と送毛
それぞれ「ましけ」「おくりげ」と読みます。
増毛は増毛町です。
送毛は石狩市内の地名。
悪意しか感じられない地名ですが、由来はアイヌ語です。
札幌と新札幌
新の文字の有無だけですが、だいぶ違います。
どちらも札幌市内。
だけど、新札幌は寂れています。古札幌です。
再開発中ですが、札幌の方が綺麗です。
新の文字に騙されないで!
以上、北海道の紛らわしい地名でした。
北海道の地名を面白がる道景写真家
夏澄