昨年から野良猫の写真を撮るようになった。
と言っても、野良猫を見かけたときに限る。
野良猫の撮影は、動物園で動物を撮影するのとはまた違った難しさがある。
動物園だと通うことができるから、数回足を運ぶだけで、動物の動きが活発な時間や、どんなときにどんな表情をするかを把握しやすい。
その点では、動物園での撮影の方が簡単である。
餌の時間も決まっているから、シャッターチャンスを狙いやすい。
野良猫は思い通りには動かない。
動きの予測がつかない。
なかなか接近できないこともある。
近すぎて撮れないこともある。
ちょっと目を離した隙にシャッターチャンスを逃すこともある。
とにかく予測がつかない。
だからこそ面白い。
街並みと一緒に撮ってもよい。
野良猫がいるだけで街に風情が生まれる。
今までネコには全く興味がなかったのだが、今は野良猫を見るとついついカメラを向けてしまう。
有名な観光地に行っても、観光地よりネコを多く撮影している。
とはいえ、ネコだって動物。
しつこく追いかけまわすと逃げます。
また、動物園と異なり、隔てるものがありません。
べたべた触らないようにね。痛い目に遭うことだってありますよ。