先日、東京に滞在した。
東京で会った人と話した際、相手が、茨城をしきりに「いばらぎ」と呼んでいた。
やんわり、「「いばらぎ」ではなく「いばらき」です」と訂正しておいた。
言い間違いが気になって仕方がない。
指摘して、相手を貶めようとか、恥をかかせようとかいう意図は全くない。
ただ、気になるだけなのだ。
「異議あり!」と訂正したい願望が渦巻く。
昨年、名古屋港水族館に行ったときにも、言い間違いが気になる親子の会話を耳にした。
3~4歳くらいの子供が、魚を「シャカナ」「チャカナ」と言っていた。
サ行の発音が難しいのだろう。
しかし、問題は親の方。
「そうだね。シャカナさんたくさんいるんだよ」
子供と一緒に幼児語で話してどーすんだよ。
そこは、「さかな」と言うべき。
さりげなく訂正することで、正しい発音が身につくのに。
父親にも仰天。
子供:「イルカもチャカナ(魚)なの?」
父親:「そうだよ。イルカも魚の仲間なんだよ」
じぇじぇじぇじぇ!
魚は魚類、イルカは哺乳類。
全然仲間でもなんでもない。
それを一緒くたにしてしまうなんて、なんて乱暴な!
ざっくり分けると、魚は魚類(硬骨魚類、軟骨魚類とさらに分けられる)、イルカは哺乳類。
「動物界脊椎動物門」までしか共通項ないし。
しかも、水族館にいるのは、魚類と哺乳類だけじゃない。
ウミガメやリクガメは爬虫類、ペンギンは鳥類。
甲殻類のエビやカニ、刺胞動物のクラゲ、棘皮動物のヒトデ、色々いるでしょ。
うーん。生物の分類や発音も気になって仕方がない。
訂正すると長くなりそうだから、こちらは言わないけど。
わたしの前で、茨城を「いばらぎ」と言ったら、ほぼ100%訂正します。
「「いばらぎ」ではなく「いばらき」です!」と。