やりたいことのために他人の名義を借りるのは人間性を疑われる~クラウドファンディングの違和感〜

名義貸しという言葉がある。
主に、金の貸し借りや保証人になるために、名義を借りること。
名義を貸してという側は、相手にトラブルは起こらないというが、必ずトラブルになるのが常。

学生時代、合唱部を立ち上げたいという同級生がいた。
合唱部の強豪校出身で、大学でも合唱部に入りたかったが、あいにく合唱部が存在しなかった。
そのため、自分が立ち上げることにしたという。

部活として立ち上げるには、最低でも5人の部員を集めること。これが条件だった。
彼女は会う人会う人に声をかけ、「合唱部に入りませんか?」「5人部員を集めています。立ち上げにご協力お願いします」と訴えていた。

わたしにも「名前だけでも貸して」と言ってきた。
速攻断ったよ。
そして、合唱が薄汚いものになったね。

「たかが部活じゃん。「金貸して」じゃないんだからそこまで言わなくても」という意見もあるだろう。
だが、やりたいことのために平気で名義を貸してという神経が許せないのだ。

わたしはもともと合唱が大嫌いだ。
入部の意思もない。
なのに、名前だけでも貸してというのは、虫が良すぎる。
数合わせ程度にしか見てないってことだ。

2年前に放送されたしゃべくり007を見て、合唱が悪いものではないと思えるようになったが、どうしても名前だけでも貸してと言ってきた泥人形は許せない。
そのうち、金貸して、お前の名前でサラ金から金借りてこいとか言うに決まっている。

なんかさ、クラウドファンディングも、これに近い違和感があるんだよ。
被災地を支援する、文化財保存のための資金集めなどなら良い。
内容によっては協力しようかとも考える。

だけどさ。
「俺が旅行に行きたいから15万円支援して」とか「パソコンを買いたいから5万円集めてます」とか、私的な利用を見ると、他人の名前で部活を作ろうとした泥人形と同じじゃねーかって思うんだよ。
それなら働いて稼いでよ。

ずっと寝たきりで働くこともできないのなら別だけど、支援してって言っているのは、ピンピン元気な若者だったりする。
なんだよそれ。
そんな奴の思いに共感なんてこれっぽっちもねーよ。
応援する気もないね。

やりたいことがあるから活動するのは悪くない。
ただ、他人の名義を借りてまで実現させようとするのは、やり方が間違っている。
そのとき協力が得られればいいが、やがて人間関係に修復できない亀裂が入る。

周りに媚びろとは言わない。
だが、安易に名義を借りることに躍起になっているなら、他の方法を模索すべきだ。
人間関係に亀裂を入れまくっていたら、叶う夢も叶わなくなる。

ツイッター

フェイスブック