なぞなぞです。
この写真はどうやって撮影したと思いますか?
今回は水流を清らかに撮影する技法の一つ、スローシャッターを紹介します。
1) スローシャッターとは
スローシャッターとは、言葉の通り、シャッタースピードを遅くして撮影すること。
シャッタースピードを1秒以上に設定することによって、光を取り込む時間を長くし、水流を清らかに写すのです。
川や滝以外にも、水面の波を消して鏡面効果を得る技法や、車のテールランプの軌跡を残す技法にも使われています。
2) スローシャッターで撮影するには
スローシャッターでの撮影に必要なものは以下。
・三脚:カメラを支えるために必要。
・NDフィルター(明所での撮影の場合):カメラにはいる光の量を減らすために必要
・レリーズタイマー:カメラをブラさずにシャッターを押すために使う
この3点があれば、スローシャッターでの撮影はできます。
3) 撮影方法
スローシャッター撮影の大まかな流れです。
わたしはこの方法で撮影しています。
1. カメラを三脚にセット
2. ISOを最低値に設定(100~200程度)
3. 被写体にピントを合わせる
4. マニュアルフォーカスにして、NDフィルターを取り付ける
※NDフィルターによっては暗くなり、フィルター装着後にピントを合わせるのが難しいため
5. レリーズタイマーを取り付けて撮影
被写体によっては、シャッタースピードを変えて条件検討する必要があります。
絹のような水流にするなら最低でも1秒、よりシルキーにするなら5秒以上に設定しましょう。スローシャッターを使いこなせると、肉眼では見られない世界を撮ることができますよ。
ぜひお試しください。
※写真の無断使用を固く禁じます。
・道景マガジンを無料で送付します。申し込みフォーム
・プロフィール写真撮影を承っております。お申込みはこちら。