タレントを奴隷扱いする体質を撤廃しない限り、芸能界は衰退の一途をたどる

若手女優の引退宣言が芸能界を騒がせている。
宗教活動のための引退が理由。

その人には興味がないので、引退しようが何しようがどうでもいい。

が、女優の発言に気になる点があった。

・休みなく働いて月給が5万円
・嫌な仕事もあったが、断ると仕事がなくなる(干される)ため、言えなかった
・精神的に良くない状態なのに、事務所は守ってくれない

これに対して、事務所は、新人時代は安月給だが、人気が出ると数百万、数千万の給与を支払っていると主張。
給与に反映されなくても、住居費、食費、被服費など年間1000万近く、タレントに負担していると述べている。

女優と所属事務所の主張が食い違っている。
どちらの主張が正しいかは判断できかねるが、言えるのは一つ。
「旧態依然の体質から脱却しろ」ってことだよ。
「芸能界の不都合な点が明るみにでたらまずいから、女優を悪者扱いする記事を書け」とでも記者に指示するつもりか?
芸能界ってほんっと腐った業界だな。

日本の芸能界おかしいところ。

1) 独立や移籍が許されない

昨年のSMAP騒動で、芸能界は独立も禁止されていることが明るみに出た。
独立することは事務所を裏切ることになり、その後の仕事もなく、干される人がほとんど。

副社長がマネージャーに「SMAP連れて事務所から出て行け」と言ったかと思えば、独立は裏切りだと主張。
なぜ事務所移籍が裏切りになるの?
そもそも、解散騒動の発端はあんただろうが、バカ羊。
「別の会社に行っても、ビジネスパートナーとして、今後もよろしくね」じゃあかんのか?
一生事務所のために働けって?
狂った世界だね。
人の面した鬼畜。とっとと屠殺されろ。
可食部がない羊はジンギスカンにもなりやしない。さっさと土に還れ。

SMAP騒動は海外でも例がないことで、アメリカの芸能界では絶対に起こり得ないと述べる人もいた。
というのも、アメリカと日本では、タレントの雇用形態も異なるから。

図はアメリカの雇用形態の記事を元に絵にしたもの。

「“SMAP騒動”は起こらない。タレントが自分で自分をプロデュースする”自営業”式ハリウッドの構造」を元に作成
元記事:http://bylines.news.yahoo.co.jp/saruwatariyuki/20160124-00053732/

アメリカの場合、タレントはタレントエージェンシー(代理店)と契約する。
エージェント(代理人)はタレントに仕事の獲得や提案をし、仕事が成立した場合、ギャラの15%程度を取る。
ギャラの交渉もエージェントが担っているので、ギャラが高額になればなるほど、エージェントの取り分も増える。

ただ、エージェンシーとタレントの間に、支配ー被支配の関係はない。
タレントはエージェンシーとそりが合わなければ、別のエージェンシーと契約することもできる。

エージェントが別の会社に移るとなったら、タレントもエージェントについていくということも珍しくない。
エージェントをはじめ、マネージャー、スタイリスト、弁護士、パブリシスト、タレントにとっては自分のキャリアを形成するチーム。
スタイリスト、弁護士、パブリシストはタレントが雇用し、給与を支払う。
不要だと思えば、雇う必要はない。

もし、日本もアメリカと同じことが許されていれば、SMAPは担当のマネージャーを引き連れて別の事務所に移籍したり、自ら事務所を立ち上げることもできた。

日本にも、事務所に所属せず、タレント自身がマネジメントを行っている人もいる。
いわば自営業。

同じ事務所にずっと所属するのもよし、自ら事務所を立ち上げるもよし、事務所の方針と合わなくなったら他の事務所に移るもよし。
一般社会ならば当然だが、なぜ芸能界はそれが許されないのか。

事務所からの独立を、まるで犯罪のように言う風習は絶対におかしい。

2) タレントに圧力をかける

タレントの独立とも関係するが、「あのタレントは起用するな」と横槍を入れて仕事を減らし、メディア露出の機会を奪うやり方が今でも横行している。

事務所の金を横領した、違法ドラッグに手を染めた、未成年なのに飲酒、喫煙したならともかく、事務所が気に入らないからってタレントの仕事を奪うのは人権の侵害。
事務所のいいなりのテレビ局も共犯。

事務所にとって気に入らない人は干すってなんなん?
芸能事務所経営者はそんなに偉いのか?

確かに、タレントも事務所経営者も人間だ。
気に入らない人の一人や二人いるのは当然。
だが、「あいつ嫌い」と言って圧力をかけるのはおかしい。
小学生のいじめ、いや、それ以下。
人間のクズのやることだ。

気に入らないなら無理に仲良くしなくてもいい。
ただ、圧力をかけて起用しないというやり方は暴力だ。

芸能事務所経営者の一声で、タレント生命を止めることができる習慣はさっさと撤廃すべき。

3) 長時間労働、低賃金、休みなし。

若手女優が引退する理由の一つに、自分の信条にそぐわない仕事をやらされたこと、長時間労働と低賃金が挙げられた。

新人の頃は、1ヶ月休みなく働いて月給5万円。
これじゃ、コンビニでアルバイトした方がまだいいよ。

ブレイクするまでは奴隷扱い、稼げるようになったらたくさん稼がせるためにさらに長時間労働。

事務所にとってはタレントは奴隷なのね。
そんなクソ事務所はさっさと潰れろ。
ジャニーズ事務所とレプロエンターテイメントはブラック企業大賞だな。

タレント事務所は無料でタレントになるためのレッスンを施している。
各地の美人コンテストのグランプリに選ばれた人の生活を保障するといい、無料でレッスンを受けさせ、知名度が上がったら仕事をたくさん入れて投資した金を回収する。
事務所によっては、住居費や食費を事務所が負担するところも存在する。

スターにしてやるから、ブレイクしたらガンガン稼いで事務所を潤わせてちょうだいねってこと。てめえの体調や信条はカンケーねーから、とにかく稼げってことか。

あれだ。
「ピノキオ」の映画にあった、人間の子供がロバになっていくシーン。
まさにあれだな。うん。

投資した分を回収したいという思惑は理解できるが、奴隷のように扱うのは間違っている。
1ヶ月休みなく働いて5万円という額は、どう考えてもタレントを人間としてみていない。

人気タレントの場合、半年に1~2日しか休みがないとも聞く。
それだけ活躍の場があるということだが、裏を返せば身体的にも精神的にもいつガタがきてもおかしくない。

不調でその人が仕事ができなくなったとき、事務所はタレントを守るのか?
「お前の代わりはいくらでもいる」と言って切り捨てるだろう。
たとえ回復しても、復帰する頃にはその人のポジションが別の人に変わっていることもザラ。

いきなり億単位の額を払うことはないが、それに見合った対価は払うべき。
タレントの年齢や芸歴に関係なくだ。
「まだ10代」といっても、仕事をしている以上プロ。


きちんと休みも与える。
休養ができてこそしっかり仕事もできるのだから。

タレントを奴隷のように扱う体質を変えない限り、日本の芸能界は衰退の一途をたどる。

・道景マガジンを無料で送付します。申し込みフォーム

・プロフィール写真撮影を承っております。お申込みはこちら

・ツイッター:https://twitter.com/doukei_photo

・フェイスブック:https://www.facebook.com/kasumi.koba.3