食べ物による人間関係の衝突がなくなるから。
好きなものを開示しておくと、「◯◯お好きでしたよね。一緒に食べに行きませんか」と誘われやすくなるから。
学生時代、そばアレルギーの人が研究室にいた。
卒業祝いに指導教官が学生に御馳走したのですが、教官はそのことを知らず、そばアレルギーの学生を蕎麦屋に連れて行った。
彼女はマジギレ。
「私蕎麦アレルギーで食べられないんですっ!何度も言ってるのに!殺す気ですか!」と言い残して、その場を去りました。
後日、別のお店でお祝いしたとのこと。
「せっかく御馳走してやろうとしてるのに、あんなにキレることないよなぁ・・・。
彼女、アレルギーなんて一言も言ってなかったぞ」とぼやく教官。
ああ、これ、お互いに食べ物の好き嫌いを確認しておけば衝突を避けられたかも。
食品アレルギーは見た目にはわからない。
だからこそ、食べられないものは本人が伝えていくしかない。
言われなくてもわかるのは、当事者の家族と主治医くらいだろう。
相手の食べ物の好き嫌いを把握しておける人もいるけど、付き合う人が多ければ多いほど、覚えていてくれる確率は下がる。
驚異の記憶力の持ち主なら、一生覚えていてくれるかもしれないが。
今回のケース、誘う側にも問題あり。
サプライズにしたかったのだろうけど、せめて、「食べられないものは申告してください」とメールに1行あればよかった。
あらかじめ把握しておけば、お店を探すのもある程度的が絞れるし、場合によっては個別に対応することも可能。
二度手間にならなかったぞ。
「◯◯さんは△が食べられないんだって~」と周囲に言いふらすのは論外だが、把握しておいて損はない。
わたしはできる限り、相手の好きな食べ物、嫌いな食べ物は覚えるようにしている。
無駄な衝突を避けたいからだ。
というわけで、食べ物の好き嫌いは開示しておくと人間関係が円滑になります。
・道景マガジンを無料で送付します。申し込みフォーム
・プロフィール写真撮影を承っております。お申込みはこちら。