ホワイトバランスの一つ、「マニュアル」。
オート(AWB)と同様、見たままの色で映し出すことができる機能です。
Canonのカメラの場合ですが、落とし穴があります。
それは、ホワイトバランスをマニュアル以外で撮影すると、RAW現像時にマニュアルを選べないということ。
以下はRAW現像ソフトの画面です。
Fig.1 RAW現像ソフトホワイトバランス設定画面
※DPP4(Canon Digital Photo Professional4)の画面です。
カメラでホワイトバランスを太陽光に設定した場合、RAW現像ソフトでマニュアルを選ぶことが出来ません。選択肢にすらないのです。
カメラでホワイトバランスをマニュアルにした場合、RAW現像ソフトの選択肢にはありませんが、カメラ設定のままにすれば、マニュアルモードで記録できます。
まとめると以下。
カメラでマニュアル以外のホワイトバランスを設定すると、RAW現像でマニュアルを選べなくなる。
カメラでマニュアルを選ぶと、RAW現像ソフトでもマニュアルを選べる。
もし、色を正確に出したいのなら、撮影時にホワイトバランスをマニュアルにして撮影しておきましょう。
その場合も、RAWとJPEGの両方で記録しておくと便利です。
RAWデータがあれば、RAW現像ソフトで変更することも可能です。
※※Canon 7D mark2及びDPP4に基づいて説明しています。
他の機種をご使用の方は、取扱説明書と併せてご覧ください。
※写真の無断使用を固く禁じます。
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