カメラにフラッシュ撮影機能があることはご存知ですよね。
一眼レフカメラのみならず、スマホにも搭載されている機能です。
しかし、フラッシュによるマナー違反が後を絶ちません。
今回はフラッシュの使いどころを紹介します。
まず、フラッシュNGの場所と状況を紹介します。
1) 動物撮影(動物園・水族館・牧場含む)
動物撮影では、動物の種類や場所に関係なく、フラッシュは絶対に禁止です。
動物園や水族館では、必ずと言っていいほど、「フラッシュ禁止」と提示されています。
フラッシュ禁止となっているのにもかかわらずフラッシュ撮影したことが原因で、白内障になったレッサーパンダがいました。
そのほか、失明したり、ストレスによって死ぬ動物もいます。
2016年、街中の猫をフラッシュ撮影して、猫が死ぬという出来事もありました。
政治家やタレントの記者会見で、報道陣がバチバチとフラッシュを焚いて撮影しているのを見たことがあるかと思います。
あれだけのフラッシュを焚かれて、あなたは耐えられますか?
動物に向けてフラッシュ撮影することは、動物に相当の苦痛を与えているのです。
動物を撮影するときは、必ずフラッシュをオフにしてください。
2) 乗り物の撮影
夜間の鉄道、飛行機などの撮影でフラッシュを使う人もいるかと思います。
その際の注意点は1つ。
運転手に向かってフラッシュを焚かないこと。空に向かって焚きましょう。
運転手に向かってフラッシュ撮影して事故が起きた場合、威力業務妨害になります。
3) 美術館、博物館(城址も含む)
美術館や博物館もフラッシュ厳禁です。
場合によっては撮影禁止です。
フラッシュNGの理由は、フラッシュにより作品や資料が痛むため。
修復するとなると莫大な金額と手間がかかります。
場合によっては修復できないことも。
美術館や博物館で撮影NGとあったら、カメラをカバンにしまいましょう。
ここまで読んで、「じゃあ、いつフラッシュ焚けばいいの?」と思う方。
フラッシュのつかいどころはここ。
1) フラッシュOKの屋内
結婚式場などの暗い屋内はフラッシュ撮影したほうが良い場合もあります。
最初はフラッシュオフで撮影し、暗いなと思ったらフラッシュONにしましょう。
注意点は、ガラスに向かってフラッシュを焚かないこと。
ガラスに向かってフラッシュを焚いても、光が反射して白く写るだけです。
2) 雪止めフラッシュ
雪景色撮影テクニックの一つですが、雪が降る空に向かってフラッシュを焚くのは問題ないです。
人物や建物と一緒に写してもOK。
ただし、鉄道や飛行機などの運転手にだけはフラッシュを向けないように。
必ず空に向かってフラッシュを焚いてください。
以上、フラッシュの使い所でした。
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