年下を見下す者は年下に泣く

このような記事を読みました。
「自分より若い人のことは尊敬できませんか?」
※2020/9/13リンク切れ

年齢なんてその人を構成しているひとつの要素にすぎない。

なのにそこだけをクローズアップして自分より年下なら誰にでも「若いわねー」「まだ若いからー」。
「個」を見ていない。

つまらなくないですか?もったいなくないですか?

年齢とか関係なくその人の「個」に目を向けたら、おもしろいところやすごいなと思えるところがいっぱいあるかもしれないのに。

せっかくいろんな人に出会える環境にいても、そこに年齢というつまらないフィルターをかけてしまうことでコミュニケーションや自己成長の機会を逃してしまうなんて実に惜しいですよね。

若い人を若いというだけで「下」としか見れない人は本当に損をしています。

あと逆に「あなたは若いからできるだろうけれど」「若いからいいよね」と、その人の努力や魅力を年齢にすり替えるような視点で語る人も。

同感です。
年上だから偉いとか、年下だから未熟というのはないです。
もちろん、若い人が知らないことを、年配者が知っているということはあります。

でも、それだけで、「だから若い人はねぇ」と苦言を呈するのは間違ってます。
年上の人が知らないことも、若い人が詳しいということも、たくさんあります。

わたしがこれまで見てきた年上の人は、若い人を見下す人と、若い人からも積極的に学ぼうとする人と、くっきり分かれていました。

若い人を見下す人は、周りから人がいなくなりました。
反対に、若い人からも教わろうとする人は、周りに人が集まってきました。

「若い人は自分より下」と完全に見下す人。
「俺より年下なのに、知識があって生意気だ」
「自分より低学歴なのに、英文読むのに苦労しないなんて何様だ」などと、トンチンカンなことを平然と発言していました。
あ〜あ。だから出世しないんだよ。

自分の方が年上、自分の方が高学歴ってことを言いたいんでしょうけど、そういう言い方したら、「この人最低だな」って思われておしまい。

別の日、彼は仕事のことで疑問点が出ました。
周りの人に聞いたら、「高学歴だったらご存知ですよね」と言い返されて終わり。
最終的には孤立してしまいました。

若い人からも教わろうとする人。
普遍的な実験手法の原理は年上の人の方が詳しいことが多いのですが、最新技術は若い学生の方が詳しいということもあります。
実際に手を動かして実験しているのは学生なので、先生が学生から教わることもあります。

そのとき、「なぜ若い人から教わらなきゃならないんだ」って態度を一切見せません。
教わるのに、年齢は関係ない。
教わるときは生徒の気持ちで教わるという姿勢でした。
そのような人は、若い人からも同年代の人からも慕われていました。

会社でも学校でも同じ。
最初は右も左もわからない新人ですが、次第に仕事のスキルも知識の量もあなたを超えます。
そのときに、自分より若いから見下すのか、それとも尊敬するのか。
前者なら確実に泣きをみます。
後者なら、良好な関係が築けます。

自分が知ることができる範囲なんて、たかがしれています。
だからこそ、年齢というフィルターで人を判断するのは、自分で自分の人生をつまらなくしているのです。
人から教わるのに、年上も年下もありません。

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