旅行でも、日常でも、人物写真は誰もが撮ります。
今回は、人物写真が上手になる2つのテクニックを紹介します。
これを覚えれば、あなたの写真が格段に良くなりますよ。
モデルの孫悟空さん、お願いしま〜す。
(TEAM NACSの人形劇「モンキーパーマ」の孫悟空を自作しました。
大泉洋さんが演じています)
鉄則:串刺すな!首切るな!
Fig.1 串刺し写真。「いててててっ」
Fig.2 串刺し写真(斜め) 「ああっ。いてててっ」
Fig.3 首切り写真 「おいおい、スターが台無しじゃねぇかっ」
Fig.1~Fig.3は、どれも痛々しいですよね。
このように、人物写真で電柱を刺したり、首で切ったりしてはいけないのです。
見ていて気分がいいものではないし、不自然です。
解決策を紹介します。
1) 柱や電柱がない場所を背景に選ぶ
当然と言えば、当然ですよね。
最初から、串刺し写真にならない場所を背景に選べばいいのです。
万が一、縦線がたくさんある場所を背景にするなら、顔(頭部)を線と線の間に入れましょう。
Fig.4 串刺し写真回避例
人物よりも幅があるもの、大きいもの(樹木など)を背景にする場合は、串刺し写真とはならないので問題ないです。孫悟空の表情も穏やかですね。
2) 人物は胸から上で切る
人物撮影の基本でもありますが、原則、胸から上を写します。
背景に看板や絵を入れたいなら、胸から上で切りましょう。
Fig.5 アジサイと孫悟空
顔全体と胸部が写っています。自然ですね。
Fig.6 頭部を少し切るバージョン
こちらもアジサイと一緒に撮影。
孫悟空の頭部が若干切れていますが、顔や首は切れていません。
不自然さはないです。
万が一、画面に収まらなかったら、頭を切りましょう。
「頭切っても首切るな」です。
3) 青系のホワイトバランスは使わない
ホワイトバランスを電球にして撮影しました。
アジサイは綺麗でも、人物が青ざめたら本末転倒です。
好きな芸能人の写真集や、ファッション誌などの雑誌を見てください。
首切り写真や串刺し写真は1枚も掲載されていないはず。
雑誌の写真からも、人物撮影上達のコツを学べますよ。
写真の無断使用を固く禁じます。
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