[カメラ基礎講座] デジタル一眼レフカメラの記録モードはRAW+JPEGにすると安心だよ

写真講座第5弾。
今回は、データ保存形式について説明します。

皆さんは、写真のデータ形式を何にしていますか?
コンデジやスマホで撮影した写真は、すべてJPEG形式で記録されます。
そのため、撮影者が写真の保存形式を設定する手間はありません。

しかし、デジタル一眼レフカメラの場合、RAW形式とJPEG形式があります。
聞きなれない言葉が出てきましたか?
大丈夫!この記事を読めば、すんなり理解できますよ。

160401_RAW&JPEG

Fig.1 RAWとJPEGの関係

最初に、RAW形式とJPEG形式について説明します。

RAW形式とは

・RAW(ロー)は見たものを見たまま記録する形式。
・撮影後、Lightroomなどの編集ソフトや、カメラに内蔵された現像機能で、明るさや色味を調整できる。
・カメラメーカー独自のソフトもあり、Canonからは[Digital Photo Professional 4(DPP4)]、ニコンからは[Capture NX-D]という現像ソフトが公開されています。
・RAW形式のデータから、JPEGやTIFFなどの形式の画像を作成することもできる。

JPEG形式とは

・カメラ内部の処理装置が、色味や明るさを調整して生成されたデータ形式です。
・加工や編集を繰り返すと、元の画質に戻せない。
・ホワイトバランスを変えたり、ピクチャースタイルを変えたりといった、細かい編集はできない。
・データ容量が小さいのが長所ですが、撮影後に編集・加工すると、画質が小さくなる(荒れる)

RAW形式で撮影したものは、撮影後に編集ができます。
ホワイトバランスを変えたり、露出の調整をしたり、色の濃淡やシャープさなど、細部に渡った編集が可能です。
「もうちょっと明るく撮ればよかった」写真も、簡単に明るくすることができるのです。

反対に、JPEG形式で撮影したものは、撮影後の編集ができません。
色味や明るさ、シャープさといった、細かな編集ができないのです。
せいぜい、トリミングや水平・垂直の調整のみが可能です。
しかも、編集をすればするほど、荒れた画像になります。
スマホなどの小さい画面で見るなら問題ないかもしれませんが、印刷や大画面では鑑賞に堪えない画質です。

したがって、撮影後に編集するならRAW形式で保存すべきです。

鉄則:RAW&JPEG形式で保存すべし!

「えっ、RAWだけでいいんじゃないの?」と思ったあなた。
確かに、撮影後に編集するなら、RAW形式で保存するのがベストです。
しかし、RAW形式だけで保存するのは、リスクを伴います。

RAW形式では開けないソフトがある!?

わたしは、CanonのDPP4を使用しています。
このソフト、昔使用していたカメラで撮った写真を編集できません。
Canon EOS kiss X5を使用していたときは、RAW形式のみで保存していました。
Canonのカメラで撮影した写真にもかかわらず、編集が一切できないのです。

RAW形式は、独自の形式なので、ソフトによって編集できたり、できなかったりします。
最悪の場合は、開けないこともあります。

「Canonのカメラで撮影したRAW形式のファイルを、ニコンの編集ソフトでは開けない」ということもありうるのです。逆もまた然り。

場合によっては、RAW形式のファイルが壊れることもありますからね。
せめてJPEGデータがあれば、写真を公開、印刷することができます。

というわけで、保存形式はRAWとJPEGの両方を保存しましょう。
もちろん、どちらも画質は最大サイズにすること。
大は小を兼ねます。

木から紙を作れるが、紙から木を作れないのと同じ。
RAWデータからJPEGデータをつくれるが、JPEGデータはRAW形式に戻せないのです。

メモリーカードも気前よく大容量にすべし!

RAWデータは10 MB以上あり、場合によっては20 MBを超えます。
メモリーカードの容量を食うのも確か。
記録媒体(SDカードやCFカード)は、32 GB以上のものを買いましょう。
書き込み速度が速いもの(CLASS10)のものを買うと撮影に集中できますよ。
画質サイズと同様、メモリーカードの容量も、大は小を兼ねます。

他、買い忘れたものはないかは、このページでチェックしましょう。

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